GCP, GCS, Cloudflare, mailgunを使って無料で本格的なWordPressブログを構築・運営するための解説記事Step2です。
全体の流れや構成の概要は下記を参照ください。
IPアドレスを固定IPにする

Cloudflareを導入する準備として、まずはWordPressのIPアドレスを固定IPに変更する必要があるんじゃ。
パート1でデプロイしたWordPressにアクセスできるようになったが、そのままの状態ではIPアドレスが固定でないからな。

SSL化の説明はまだかしら?

まだじゃ。
さて、固定IPに変更するには、まずはメニューの「ネットワーキング」→「VPCネットワーク」→「外部IPアドレス」を選択して、外部IPアドレスの管理ページに行くんじゃ。


外部IPアドレスの一覧が表示されたようじゃな。さっき作ったWordPressのVM(この記事の例では「my-blog-vm」)で使用しているIPが表示されているはずじゃ、
そして、タイプを見るとエフェメラルになっているはずじゃ。束の間の儚いIPということじゃ。
では、「エフェメラル」の部分をクリックして、タイプを「静的」に変更するんじゃ。


「静的」に変更しようとすると、下記のように静的IPアドレスの予約ボックスが表示されるはずじゃ。
分かりやすい名前をつけて予約するんじゃ。


予約が完了すると下記のようにタイプが「静的」に変更されるはずじゃ。
これで君のWordPressのIPアドレスは固定になったから、変わることはないぞ。
この固定IPアドレスは後でDNS設定するときに使用するぞ。

Cloudflareに登録する

今回も端折って申し訳ないが、Cloudflareに登録してアカウントを作ってくれ。
ただのアカウント登録だから、つまずく所はない気がするが、分からなければググればたくさん解説ブログが出てくると思う。

英語しんどいわ。

とりあえず、Cloudflareのサインアップ画面のURLだけ貼っておく。
メアドとパスワード入力して「Create Account」じゃ。
Cloudflareにドメインを追加する

さて、無事Cloudflareにアカウント作成できたら、WordPressに利用するドメインを登録するんじゃ。
既にアカウントを持っていた場合は、ログインしてHOME画面の「+Add a Site」ボタンか、画面右上の「+Add site」ボタンをクリックするんじゃ。
文言が揺らいでいるのは気にしない。

アカウント作成直後はそのままドメイン登録の画面に飛ばされるかもしれないわね。

エニウェイ、ドメインを登録するんじゃ。


ドメインはルートドメインを登録するんじゃ。

このブログの「blog.norio.io」だったら、ルートドメインは「norio.io」だわね。


料金プランの選択では、ひとまず無料プランを選んでおけばよい。

後でいつでも有料プランにアップグレードできるから、物足りなくなったり、必要性が出てきたらアップグレードすればいいわね。

WordPressにドメイン名でアクセスするためのDNSを設定する

ドメイン登録ができたらさっそくDNS設定画面にアクセスするんじゃ。
画面上部のメニューの「DNS」アイコンをクリックすればDNS設定画面にアクセスできるぞ。

例によってドメイン登録直後は勝手にDNS設定画面に飛ばされるかもしれないわね。

エニウェイ、DNS設定画面に行くんじゃ。


ルートドメインの他、WordPressにアクセスさせたいサブドメインの分も設定して、結果として下記のように3つAレコードを追加じゃ。


Proxy statusはDNS onlyのままでいいのかしら。

今のところは大丈夫じゃ。この後、SSLの設定をする際にProxiedだと不都合なんじゃ。SSL設定が終わった後にProxiedに設定変更するんじゃ。

CNAMEレコードの_domainconnectって何かしら?

最初から設定されていたからよくわからんのじゃ。ググってもよくわからんかった。ひとまず、なければ追加しなくていいし、あれば削除しなくてよいじゃろう。

さて、Overviewの画面に行くとわかるが、このままではCloudflareをネームサーバに指定していないから、まだCloudflareを使えないんじゃ。次の項では、Cloudflareをネームサーバに指定するための作業を設定するぞ。

ネームサーバをCloudflareに切り替える

さて、WordPressに使用するドメインのネームサーバをCloudflareに切り替えるぞ。
この記事ではGoogle Domainsで取得したドメインを例に説明していく。

Google Domainsでドメイン取得していないけど大丈夫かしら。

大丈夫じゃろ。
ドメインを取得したサイトに行って、同等の設定をするんじゃ。分からなければ、グーグル先生に聞けばわかるじゃろ。
ドメインを取得したサイト名と「ネームサーバ 指定」くらいのキーワードを併せて指定して検索すればなんか出てくるでしょう。

さて、どこでドメインを取得したにしろ、まずはCloudflareで、Cloudflareのネームサーバの情報を確認して控えておくんじゃ。
このキャプチャの例では「alec.ns.cloudflare.com」と「dana.ns.cloudflare.com」じゃな。


そして、ドメインを取得したサイトに行って、ネームサーバの設定画面に行くんじゃ。
Google Domainsの例ではDNSの画面にあるぞ。


このキャプチャもGoogle Domainsの例だが、カスタムネームサーバを使用するように指定して、Cloudflareのネームサーバ2件を両方ともネームサーバに指定するんじゃ。


保存に成功すると下記のようになるぞ。


再度CloudflareのOverviewを確認すると、下記のようにサクセス系のメッセージが表示されることじゃろう。


次回はWordPressにHTTPSでアクセスできるようにするぞ。
コメント